フリーランスの屋号の決め方

フリーランスとして独立を目指す時、気になるのは屋号をつけるかどうかということではないでしょうか？。
私も現在独立を目指して準備していますが、「Lukka-design」という屋号を決めるまで、かなり悩みました。

この記事では、私と同様フリーランスを目指す方に向けて、屋号を使う事のメリット、実際に私がどうやって屋号を決めたのか?という事をご紹介します。

そもそも屋号ってなに？

屋号とは、社名/店名などの「仕事上の名前」の事です。ペンネームや芸名なども屋号に含まれます。
個人事業主にとっては必ずしも必要な訳ではないので、仕事をしていく上で必要になった時に決めてもよいし、後で変更してもOKです。

屋号を付けるメリットは？

屋号を持たずに活躍するフリーランスの方も多くいらっしゃいますが、私は以下の3つの理由で屋号を付けることにしました。

1）屋号により、初対面の人に事業内容をアピールし、覚えてもらいやすくなる事。
個人名で仕事をする場合、名前だけではいったいどんな仕事をしている人なのかわかりません。
「Lukka-design」という屋号を見た場合、”デザイン関連の事業なんだな”とひと目で伝えることができます。
誰かに名刺を渡す場面を想像したとき、「名前」のみよりも「屋号+名前」があると、社会的信用度が増しそうだなと思いました。

2）屋号付きの銀行口座が開設できる。
銀行によっては、屋号付き口座が開設できるので、プライベートと事業の資金管理を別口座で行う事ができます。
これはズボラな私にはぴったりです。
口座を分けることにより会計管理もしやすくなるため、めんどうな確定申告もスムーズになります。

3）領収書や請求書等の発行に屋号が使える
私は個人名で経費の領収書を書いてもらうのに抵抗があったので、領収書の宛名に屋号が使えるのはうれしいです。
またクライアントに請求書を発行する場合も、屋号があった方がフリーランスとして信頼されやすいのではないでしょうか。

上記の理由もありますが、個人的には屋号をつけたことで、これからの仕事へのやる気と「独立するんだな」という覚悟が生まれた事が大きなメリットでした。

屋号が決まるまで

フリーランスにとってメリットの多い屋号ですが、いざ屋号をつけようと思っても頭が真っ白でなんにも思い浮かばない。
まさに私がそうでした。

まず、私は以下の要素を満たす名前を探しました。

好きな曲や好きな言葉、好きな本のタイトルなど、どこかにヒントはないか考える日々。

ロゴ作成を考えると横文字の屋号がいいなと思ったので、ポジティブワードの「幸せ」「幸運」などを多言語で片っ端から調べたところ・・
「Lukka」というアイスランド語にたどり着きました。

「適度に短く覚えやすい/聞き取りやすい/書きやすい」これはクリアしてるかな。弾んでいるような音感も気に入りました。
これに事業内容（design）をくっつけて「Lukka-design（仮）」としました。

独自ドメインが取れるもの

私はポートフォリオサイトを作る予定にしていたので、屋号のドメイン名が取れるかどうかはとても重要でした。
まずは「お名前.com」で検索。

サイト作成用に契約した「conohawing」で、無事に第一希望の「lukka-design.com」を取得しました。

才能は運でカバー？！屋号の画数を調べる

気にしない人はどうでもいい事でしょうが、どうせなら画数もよくしておきたいですよね。
ちなみに画数は自分でも調べられますが、私は「ココナラ」の姓名判断でプロに見ていただきました。
鑑定結果は、とてもラッキーなことに吉数との事だったので、このまま「Lukka-design」で確定となりました。

プロにみていただいてよかった点は、「Lukka-design」「lukka-design」「LUKKA-design」「Lukka design」など数パターンの中から、一番良い画数かつ自分の生年月日と相性の良いものに決められたことです。
気持ちの問題ですが、より自分の屋号に愛着がわきました。

屋号を決める時の注意点

屋号は法人ではなく個人のものなので、「○○株式会社」「○○銀行」など、会社を連想させるような単語を使用するのはNGです。
また同業他社が同じ屋号を使っていないか、商標登録されていないかなど、あらかじめGoogleなどで検索して調べておいたほうが無難です。
ちなみにJ-PlatPat（特許情報プラットフォーム）を利用すると、出願中の商標や登録済み商標の情報を確認することができます。